監督やコーチが選手に求めていること
こんにちは
BASEBALL FUTUREの依田徹平です。
監督やコーチといった指導者目線で選手をみていると同じ指導をしていてもよく成長をする選手もいればなかなか成長をしない選手もいます。そうすれば自ずと成長する選手の方が試合で使いやすくなっていくのですが、決して成長が遅い選手を見捨てているわけではなくどこかで状態を上げてきて欲しいと考えているものです。
では成長が早い選手にはどのような傾向があるのでしょうか?また監督やコーチは一体どのような選手を求めているのでしょうか?
ここで1つあなたに質問です。
「1週間で1000回素振りをしてきてください」条件は特になく1日に何回振っても構いません。例えば初日に500回スイングをして残りの日数で500回をこなしても構いませんし1000回を7日間で割って1日140回くらいを毎日行っても構いません。この課題に対してあなたはどのようなペースで課題を進めますか?
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初日に全て終えてしまう選手もいれば、毎日均等にスイングしたり、最後の3日間で一気に終わらせたりするという選手もいることでしょう。では監督やコーチが求めている選手はどのように課題を進めると思いますか?
いろいろ意見があると思いますが私が監督やコーチであればこの時最も評価をしたい選手は1週間で1000回よりも多くの回数を振ってきた選手です。言われたことをできない選手を三流とするのであれば言われた通りに1000回をやってこれる選手は二流と言えるでしょう。しかし一流の選手は言われたこと以上のことを平気でやってくるので2000回でも3000回でも平気でやってくることでしょう。
これは何も課題の回数や強度の話だけではありません。例えば咄嗟の守備の判断や守備シフト、打撃での対応力や発想力など様々な点で言われた以上のことを見せる必要があるのです。
現在指導者をしているという方もこの質問に対しては明確な回答はできなかったのではないでしょうか?しかしそれは当たり前のことです。なぜならば良い選手ほどこちらの期待を良い意味で裏切ってくれるからです。
逆にそうした選手でなければ他の選手と差は生まれないのでメンバー選びに困った挙句に消去法でのスタメン選びになってしまいます。選手としては監督コーチに使いたいと思わせるように言われたこと以上のことをする必要がありますし、監督コーチとしては言われたこと以上のプレーをしてくれる選手を潜在的には望んでいます。
言われたことができていないという選手はまず言われたことをやり切ることから始め、今一つ力を出し切れていないという選手は言われたこと以上のことを行い、良い意味で期待を裏切れるように工夫をしてみましょう。
PS.言われたこと以上のことをすることは良いことですがトレーニングに関しては決してオーバーワークにならないように気をつけましょう。
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