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身体を柔らかくするためには?

こんにちは
新宿区マンツーマン野球レッスン
BASEBALL FUTUREの依田です。

柔軟性が大切と言われますがその柔軟性を作り出すためにどのようなことが必要かを解説していきます。

目次

身体を柔らかくするには?

大前提として柔軟性とは一般的に筋肉の柔らかさが関係しています。筋肉が柔らかいことで結果的に関節などの可動範囲が広がり柔軟性が高くなると言われます。この柔軟性があることで怪我のリスクを抑えたり、筋力がアップしたり、全体的なパフォーマンスアップにつながるということが知られています。しかしながら身体が硬いという選手も多く、なかなか改善されないことが多いのが柔軟性です。実際のところ私自身もかなり体が硬い方で、その結果思うような動きができなかったり、怪我が多かったりと体が硬いことによるマイナス面がとても大きかったと感じています。もちろん柔軟性を改善しようと試みてはいましたがなかなか思うように体を柔らかくすることはできませんでした。

あなたが同じような後悔をしないためにもここで一度柔軟性を作り出すための方法を知っておいて欲しいと思います。

①メリットを知りモチベーションを高める

まずは柔軟性を高めることで得られるメリットを知っておきましょう。正直、私自身も現役時代は柔軟性があった方が良いということは知ってはいたものの、なぜその方が良いのか?というところまで考えていなかったため、そもそも本気で柔軟性を高めようとはしていなかったように思います。しかし柔軟性のメリットを理解した今であれば、確実に柔軟性があった方が良いと思えるため柔軟性の改善に取り組むモチベーションが変わってきます。

先ほども少しふれましたが、柔軟性が高まることで筋力を高めることができます。ここでいう筋力は単純な筋肉の強さというよりは筋肉の出力の大きさです。筋肉の大きさや強さ自体は同じであっても、筋肉はゴムのように伸び縮みする性質があるため柔軟性が高いことでゴムを引っ張って引き伸ばしてから離した時のように柔軟性が高いことで大きな力を生み出すことができるのです。

このように同じ筋力でも大きな力を出すことができるようになると今までよりも筋肉自体に負荷がかかりづらくなります。その結果怪我のリスクを抑えることにつながっていきます。さらに柔軟性が高くなり関節などの可動範囲が広がっていくとボールを投げる時などボールに力を加えている時間が長くなるためフォームの効率が良くなり球速アップなどを実現することができるようになります。

こうしたことを理解しておくだけでも柔軟をしようとするモチベーションは大きく変わっていくことでしょう。

②メカニズムを理解する

では実際にどのように柔軟をすれば良いのか?と思う方もいると思います。そこで知っておいて欲しいことはどのようにすれば柔軟性が高まるのかということです。このメカニズムを理解しておかなければいくら長い時間ストレッチをしても効果は薄いことでしょう。

よくやってしまいがちなのは座った状態で開脚を行い後ろから他の人に反動をつけて何度も押してもらうような柔軟です。実はこの方法ではあまりストレッチ効果は得られません。そこで知っておいて欲しいことは筋紡錘とゴルジ腱器官という組織です。

まず筋紡錘は筋肉の中にある組織です。ストレッチなどを行う時、筋肉が伸ばされていくと筋肉は筋断裂などを起こさせないために筋肉を収縮させようとします。この防衛システムが筋紡錘です。

しかし、筋肉が縮んでいくと今度は筋肉と骨の間にある腱が伸ばされていきます。この腱は筋肉ほど収縮性がありません。そのため今度は腱が断裂をしないために筋肉を緩めるように命令を送るのです。このシステムがゴルジ腱器官です。
そしてこのゴルジ腱器官が働き出すことで筋肉は伸ばされていくようになるのです。筋紡錘よりもゴルジ腱器官が優位に働き始める時間はおおよそ20秒くらいと言われています。つまり20秒くらいゆっくりと筋肉を伸ばすことで、そこから初めて柔軟が始まるといっても良いでしょう。

そう考えると最初に話した何回も反動をつけて背中を押す柔軟では毎回筋紡錘が筋肉を縮めようと働いてしまうため一向にゴルジ腱器官が働かず柔軟性を作り出すことができないのです。

こうしたことを頭に入れつつどこの筋肉を伸ばしているのか?その筋肉はどこからどこに向かって付いているのか?ということを理解することができるとメカニズムを深く理解することができストレッチ効果は高まっていきます。

③成長を記録する

柔軟

最後に大切なことは当然ですが継続をすることです。しかしこの継続が一番難しいところであり挫折をしてしまう原因でもあります。そこで行なって欲しいことが成長を記録していくことです。現在どれくらい柔軟性があるのか?長座体前屈や開脚の長さ、さらには上体反らしなどの記録を図っておき一週間ごとに計測を行なってみてください。そこで少しでも結果が良くなっていけば成長や効果を実感することができモチベーションを高めることができるでしょう。

もう一つ継続するためのポイントとしては毎日決まった時間にストレッチを行うことです。オススメはお風呂上がりで体が温まり筋肉を柔らかくしやすい時間帯です。だいたい2~3ヶ月ほど続けることができればそれが習慣になっていくと思いますのでそこまで頑張ってやり抜いてみましょう。

まとめ

柔軟性が上がるだけであなたのプレーを大きく変えることができるかもしれません。毎日少しずつで良いので継続していきプレーにつなげていきましょう。

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