目次

• ○  素直さという才能
• ・素直さで上達に差が出る
• ・指導者にも工夫が必要

素直さという才能

オフシーズンになってプロ野球選手やその他トップレベルの選手とお会いする機会が増え少し練習をサポートさせていただくことが何度かありました。そこで改めて痛感したことはトップレベルの選手はフィジカル面やセンスの高さはもちろんなのですが、それ以上に野球へ取り組む考え方が素晴らしいということでした。特にこちらからのちょっとしたポイントやアドバイスに対して非常に素直に話を聞いて試してくれるという点です。

これは偏見かもしれませんが、トップレベルの選手ほど自分の考えが強く他人のましてやプロ野球選手でもない人の意見をあまり受け付けないイメージがありました。しかしながら実際には上手い選手ほど他人の意見やアドバイスに興味を持って実践してみようとしていることが今回分かりました。

もちろん個人の考えや感覚もあるので全てを受け入れるわけではないと思いますが、まずは話を聞いてみて実践してみるという行動を取れること自体が素晴らしい一つの才能であると思いました。

素直さで上達に差が出る

こうした素直さは普段アマチュアの選手を指導しているときにも感じます。少年野球の選手でもやはり素直に話を聞き実践をしてくれる選手は上達が速く、すぐに技術を身につけていきます。しかしながら自分のフォームの「慣れ」からどうしても自分のやり方にこだわってしまう選手も少なくありません。もちろん自分の考えを持っていることも大切だと思います。しかし時には柔軟に周りの意見を聞いてみて試してみることも上達には必要となるでしょう。

指導者にも工夫が必要

指導者の目線からしても選手がどうしたら素直に聞き入れてくれるだろうかと考えることが大切です。「この選手は素直じゃない」「いうことを聞かない」と先入観を持ってしまうとその選手の成長は止まってしまうでしょう。それよりも言い方を変えてみたり、言葉だけではなく動画を使ってみたりと伝え方を変えるだけでも選手の受け止め方は変わってくることでしょう。

選手の立場にある人は色々な人の意見を素直に聞き入れてまずは試してみること。そして指導者は選手が素直に話を聞けるように工夫することが選手の成長には欠かせないもではないでしょうか？

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