スカウトがチェックするジュニア選手の〇〇
こんにちは
BASEBALL FUTURE
(ベースボールフューチャー)です。
12球団ジュニアトーナメントに向けたセレクションが毎年行われています。ではどのような点をチェックしているのでしょうか?
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スカウトがチェックするジュニア選手の〇〇
近年、年末になるとNPB12球団ジュニアトーナメントというものが開催されています。これはNPBの12球団のジュニアチームとして小学生の選手を選抜しトーナメントを行う大会で選ばれた選手たちはそれぞれ12球団のユニフォームを着て戦う大会です。この大会は2005年より開催されており年々注目度が上がってきており、実際にジュニア時代に選ばれた選手が数年後プロ野球の世界に入ってくるなど小学生にとっても憧れの大会であると言えるでしょう。そうした12球団のジュニアチームに選抜されるには夏頃に行われるセレクションに参加する必要があるのですがそのセレクションは狭き門となっているようです。ではスカウトはどのようなところをみているのでしょうか?
ピッチャーの場合
まずはピッチャーの場合ですがこれはとてもシンプルだと思います。少年野球なので変化球はないためまずは球速が重視されます。もちろんただ速いければよいというわけではなく、コントロールもなければ試合にならないのでフォームのバランスを見ながら決定されていきます。だいたい小学生のトップ選手だと100~120kmくらいのボールを投げる選手がいるのではないでしょうか?また投手としてだけではなく他のポジションを守れることも大切です。登録選手も多くはないのでその中で試合を戦うには複数ポジション守れることが大切ですのでピッチャーとしてだけでなく野手の練習もしておきましょう。
捕手の場合
捕手はチームの守備の要となるポジションです。キャッチングや送球がいいことはもちろんですが、リーダーシップを取ることができるかも重要となってくるでしょう。もともとそういった選手が集まりやすいポジションでもあるのでセレクションで合格するとなると相当なアピールが必要となります。声やリーダーシップは当たり前でその上で肩の強さや捕球やブロッキングに磨きをかけなおかつ打撃もよければ言うことなしです。
野手の場合
一番難しいのが野手の選定です。セレクションにくる段階である程度うまい選手が揃っているためよほど飛び抜けていない限り選出が難しいのではないでしょうか?またポジションのやりくりを考えるとショートの選手が偏ってしまわないようにする必要もあるかと思います。この野手の選定にはチームカラーもある程度反映されるようです。打力重視であったり、守備重視であったりなどそれぞれの選考基準を設けているため選手によっては色々なジュニアのセレクションを受ける人もいるのでその選考基準によってある球団では受かりある球団では落とされるということもあるようです。
ただ確かなことは打撃、守備、走塁だけを見ているわけではないということです。捕手の時にも少し伝えましたがリーダーシップや声かけ、ユニフォームの着こなしや立ち振る舞いなどは指導者の目に特に印象に残ります。私も経験上そうした立ち振る舞いやリーダーシップを発揮できる選手が将来的に良い選手になることが分かっているので技術以上にそういった面も選考基準に入れているのではないかと思います。
最も大切なことは?
「球が速いからいい」「打てるからいい」と思っている選手ほど精神面に欠点があるものです。このようなセレクションで結果を出したいと思っている選手はその時だけやるのではなく今から心がけるようにしていきましょう。